夏の真ん中ときらきらの瞳のコト
按針祭の花火大会を間近に控えたある日。海女人屋の手伝いをしていた
ぴかりは、見かけない女の子が海に潜っていくのに気づく。
ぴかりから声をかけ、親ダコが卵を守る岩屋の前でひと時を過ごした二人。
一週間後に再会したその子は、名前を
こころだと教えてくれた。
待ちに待った按針祭当日を迎え、
ダイビング部の面々と一緒に
こころとも花火大会を楽しみたいと思っていた
ぴかりだが、結局その日は会えなかった。
心残りに思う
ぴかりだが、翌日海で出会った
こころと、思いがけず奇跡ような瞬間に立ち会うのだった。
続きを読む